排水を利用した冷温水供給ヒートポンプシステム【システム型番:VEMS 001】

本システムは、排水として捨てていた冷水を廃熱回収技術により冷熱を取り出し利用することで、従来チラーのエネルギー量(電気等)を大幅に削減でき、同時に温水も作り出すことで給湯設備(ボイラー等)のエネルギー量(重油等)も削減するものです。これにより、従来チラー等のエネルギー量を30~40%削減させ、省エネに寄与することが可能となります。超小型水熱源ヒートポンプを利用し、熱交換効率が高い熱交換器を用いることで熱ロスを少なくし熱エネルギーを最大限回収できるシステムです。また、昨今の温暖化により夏場に必要な冷水温度までチラーで作ることが出来なくなっている工場が多く、その場合、生産量を落とすか、もしくはチラーを新たに導入する必要があります。本システムを導入することで既存チラーの負荷を減らすことができ、生産量を落とすことなく本来必要な冷水を供給することも期待できます。

 

特徴は、排熱エネルギーを利用したヒートポンプの運転を効率よく持続させ、無駄なエネルギー消費を少なくすることのできるヒートポンプシステムです。複数の熱源の温度や利用状況により、フリークーリングやカスケード利用等の流路を自動で切替を行い、状況に応じてヒートポンプ単体のみではなくシステム全体としてSCOPを向上させる事を目的としたヒートポンプシステムです。

 

以下のグラフは2019年に導入した工場様の既存チラーと廃熱回収システムの消費電力比較です。

年間の省エネ率はおおよそ37%となりました。

システム型番:VEMS 001

熱利用導入事例

  1. この記事へのコメントはありません。