宮城県「アクアイグニス仙台」エネルギーの地産地消 地中熱回収システム

アクアイグニス仙台とは、株式会社深松組が2022年4月のオープンに向けて進めている食・農・温泉の複合施設である。東日本大震災より間もなく10年。被災者の思いをくみ取りながら、仙台市東部沿岸部 藤塚地区の賑わいを取り戻し、「アクアイグニス仙台」をこれから先の復興のシンボルに。 アクアイグニス仙台 特設サイト https://saiyo.aquaignis-sendai.jp/   エネルギーの地産地消を目指すアクアイグニス仙台様へ地中熱、下水熱、排ガス熱、排熱湯気の総合システムを東北電力株式会社様、株式会社東北開発コンサルタント様、株式会社ユアテック様のご協力のもと、弊社にて導入させて頂きました。 回収した熱は蓄熱槽にておよそ50℃で蓄熱し、館内の空調・給湯、温泉や床暖房の加温、ハウス土壌の温調などへ利用します。     地中熱回収システムは、地下450㎡にスリンキー式コイルを敷設。 東北で初めて浴室排気熱や排水熱・空気熱等を施設内の温調に利活用する地産地消の省エネ設備システムを実現しました。   アクアイグニス仙台の事業を通して 「地域への想いと愛着を、新しい形で表現し、地位の人々に愛される事業へ。さらには、SDGsの達成へ向け、地中熱回収等による「エネルギー」への貢献、200名以上の「地域雇用」による貢献、農業・マルシェによる「環境」への貢献、そしてプロジェクト全体を通して持続的可能な地域の未来へ貢献していきたい」 という深松組様の取組みに弊社が携われることに感謝しながら、少しでもお役に立てるように弊社も事業活動を続けていきたいと思います。  

東京都 自然観察園 ため池の水を利用した冷暖房システム

東京都にあるM自然観察園では昆虫や水生植物が育てられ、池では、水生生物がすんでいて、大きなゲージと呼ばれる施設の中には、蝶々やとんぼが飛びまわっていて、観察することができます。 池は3つあり、その1つに熱交換器を沈め、夏場の場合は冷たい熱をもらいヒートポンプを使った冷房システムを構築しました。冬場はその逆で暖房システムに変わります。     池に沈めた熱交換器から熱をもらってヒートポンプが稼働します。   ヒートポンプで作った冷温熱は部屋の中のパネルヒーターへ移動して冷暖房システムとなります。   今回の冷暖房システム導入にあたり施設のご担当者様からは、エネルギーの削減につながることはもちろん、一般的なエアコンと違って「風が出ない」のでとても環境が良くなったと好評を頂いております。 たくさんの子どもたちが集まる自然観察園で、こういった自然エネルギーを使った冷暖房システムを利用することで、地域全体で地球環境のことを考えるきっかけになれば、とてもうれしいことですね。  

宇都宮市大谷地域 地下貯留水を活用したラジエータファンをお盆期間の観...

【宇都宮】大谷地域で8月10日、観光客が多くなるお盆期間に合わせ、渋滞緩和に向けた社会実験が始まりました。(8月10日~8月18日) ゴールデンウイーク期間に続いて宇都宮市が実施し、地域内の周遊する電動車「グリーンスローモビリティ」も引き続き運行。 クラフトワークでは、電動車「グリーンスローモビリティ」の停留所に冷たい地下貯留水を活用したラジエータファンを設けさせて頂きました。 大谷特有の地下貯留水を活用したラジエータファンを設置。 外気温35℃の中でも地下貯留水は約20℃と非常に冷たく、その水をラジエータファンを通して冷たい風を観光客へ提供。 ラジエータファンを通った水は(熱交換後)は30℃まで上昇してました。   ラジエータファンの隣には、宇都宮大学が提供した「クールベンチ」も設置しており、たくさんの観光客のクールスポットとして活用頂きました。       ※下野新聞(8月11日)  

神奈川歯科大学 従来の空気熱空調から省エネ・省CO2が期待できる地中熱利...

■学校法人神奈川歯科大学 環境への取組み 「1号館(実習棟)地中熱利用空調システム」が完成 http://www.kdu.ac.jp/corporation/info/   平成30年1月12日より工事をしておりました1号館(実習棟)の「地中熱利用空調システム」が平成30年11月30日に完成致しました。 地中熱利用空調システムは、従来の空気熱を利用したシステムに比べ、より省エネな技術として世界的にも注目されているシステムであり、日本国内においても、東京スカイツリー、東京丸の内のJPタワー、東京国際空港 国際線ターミナル等の施設で採用されています。 本学としても、地中熱利用空調システムを導入することで、省エネ効果が期待できる為、温室効果ガスを削減し、地球温暖化対策の一助になるべく採用に踏み切りました。 神奈川県としても「神奈川県地球温暖化対策化計画」の目標である2030年度までに県内の温室効果ガスの総排出量を2013年度比で27%削減することを目標としており、本事業がその削減対策としての重要施策の1つとして掲げられている再生可能エネルギー等の導入加速化の施策に合致するということで、神奈川県より「再生可能エネルギー電気・熱普及促進事業交付申請に係る普及方針表明書」(推薦書)を頂き、環境省の補助事業に採択されました。 これからも、さまざまなエコな取り組みを推進し、地球環境の保全に努めて参りたいと思います。   ~地中熱利用空調システムのメリット~ ・冷房時の廃熱を屋外に放出しないため、ヒートアイランド現象の緩和に寄与します。 ・節電、省エネとCO2 排出量抑制ができます。 ・通常のエアコン(空気熱源ヒートポンプ)が利用できない外気温 -15℃以下の環境でも利用できます。 ・日本中どこでも、いつでも利用できます。