排水冷熱を利用した温度差エネルギーで36%の省エネ、年間272万円の電気代削減!
BEFORE 導入前
- カット野菜生産ラインで使う水は「市水(8.7℃~27.7℃)」を利用
- 市水を空冷チラーで1℃まで冷やし生産ラインへ
- 生産ラインで利用後の排水は8℃~10℃
- 排水はそのまま捨てられていた
PROPOSAL
提案内容
- そのまま捨てられていた排水(8℃~10℃)と市水(8.7℃~27.7℃)を熱交換器で冷熱だけを取り出す
- ヒートポンプも利用し8℃~13℃まで冷やし、その後、空冷チラーで1℃まで冷やし生産ラインへ
- 生産ラインで利用後の排水は8℃~10℃
- その排水と市水を熱交換器で冷熱だけを取り出す・・・を繰り返す
- これにより、年間272万円の電気代コスト削減が可能
提案時点でのお客様の不安要素
- 排水から出てくるゴミ等により熱交換器等の機器類が詰まらないか?
解決策
排水槽と熱交換器の間にマルチサイクロン型の遠心分離機を入れ、さらに定期的に自動洗浄を行うことで問題なく稼働できると想定
AFTER
導入後
導入3か月後
問題点
排水の汚れに伴い洗浄時間が延びたことで解熱システムの稼働率が低下してきた
解決策
汚れが詰まりにくい熱交換器に入れ替え、さらに水中ポンプの交互運転を行った。これにより、排水からの採熱の運転を連続稼働することが可能となった。
導入9か月後
問題点
工場内の市水使用量が予定より15%増加したことにより、給水タンクの渇水が発生
解決策
流量増加に伴いラインポンプの再選定、渇水時の自動回避装置を設置した
導入11か月後
問題点
配管の一部に外的要因による何らかの負荷がかかり破損した
解決策
簡易的な柵を設置し、注意看板を設置した
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